「入社してすぐだけど、もう辞めたい…」
「親や上司に申し訳ない気持ちが強くて言い出せない」
そんな思いを胸に、日々つらい気持ちで会社に通っていませんか?
新卒で入社したばかりの方が「辞めたい」と感じるのは、決して甘えではありません。
むしろ、早い段階で自分に合わない環境を見極めることは、将来の自分を守る大切な判断です。
この記事では、新卒社員が「退職を言い出せない」と感じる理由を整理しながら、円満に退職するためのステップをわかりやすくご紹介します。
「辞めたいのに言い出せない」新卒の本音とは?
新卒の方が退職を切り出せない理由には、以下のような心理的ハードルがあります:
- 「お世話になった会社や上司に申し訳ない」
- 「たった数ヶ月で辞めたら“根性がない”と思われそう」
- 「次の就職先が見つかるか不安」
- 「親にどう説明すればいいかわからない」
ですが、現代では3人に1人の新卒が3年以内に退職しているというデータもあり、早期離職はもはや珍しくありません。
“続けることが正解”という固定観念を、一度手放してもいいかもしれません。
辞める=失敗ではない。自分を守る決断を
「辞めるなんて逃げだ」と言う人もいるかもしれません。
でも本当に大切なのは、あなたの健康と未来です。
✔ 睡眠不足が続いている
✔ 朝になると吐き気や頭痛がする
✔ 人と話すのが怖くなってきた
こうした状態で無理に働き続けることは、心身を壊すリスクが非常に高いです。
自分の限界を受け入れ、環境を変えることは、立派な“前向きな選択”なのです。
新卒が円満に退職するための5つのステップ
① 退職の意思を固める(誰のためでもなく、自分のために)
まずは「辞めたい理由」を紙に書き出してみましょう。
感情的に辞めるのではなく、「冷静な判断だった」と自分で納得できるようにすることが大切です。
② 退職のタイミングを考える
試用期間中や入社数ヶ月の間でも、法律上は2週間前に退職の意思を伝えれば辞めることが可能です。
ただし、会社の就業規則で「1ヶ月前」とされている場合もあるため、確認しておくと安心です。
③ 上司に伝えるときは、シンプルに
退職の意思を伝えるときは、理由を長々と説明する必要はありません。
例:
「一身上の都合により、◯月末をもって退職させていただきたく存じます」
必要以上に謝ったり、引き止められて揺らがないようにするのがポイントです。
④ 書面で退職届を提出する
口頭だけでは不十分な場合もあります。
行政書士などに相談すれば、法律的に正しい書式の退職届や通知文を作成してもらうことも可能です。
⑤ どうしても無理なら、退職代行を利用する
「直属の上司に会うのも怖い」「会社に連絡を入れるのがつらい」
そんなときは、第三者による退職代行の活用も検討しましょう。
行政書士による退職代行なら、退職届の作成から内容証明の送付まで、法律に基づいた手続きで会社と関わらずに退職することが可能です。
家族や周囲への説明はどうすればいい?
親に反対されそうで不安…という声もよくあります。
大切なのは、「辞めたい」ではなく「辞めた上でこうしたい」と、次の行動まで含めて伝えること。
例:
「この会社は自分に合わなかったけれど、次はこういう職場を目指したい」
「まずは体調を整えて、転職活動をする予定」
周囲もあなたが冷静に考えて行動しているとわかれば、きっと理解してくれるはずです。
まとめ|あなたの人生を決められるのは、あなた自身だけ
新卒という立場だからこそ、「辞めること」に強い抵抗を感じるかもしれません。
でも、無理に耐え続けた結果、心や体を壊してしまっては元も子もありません。
“たった数ヶ月で辞めた”ことを悔やむよりも、“もっと早く辞めていればよかった”という後悔を防ぐことのほうが大切です。
もし一人で悩んでいるなら、どうか私たちにご相談ください。
行政書士による退職代行なら、あなたの不安を理解しながら、安心して辞められる道をご提案します。